海外留学のメリット・デメリット【迷ったら読んでみよう】

この記事は海外留学をしようか迷っている人に読んで欲しい記事です。
マレーシア留学1年半、日本で就職経験した人目線でメリット・デメリットをまとめてみました。
留学に対して少しでもお役に立てれば幸いです。
結論からいえば行くべき
海外留学の最大のメリットは…
『経験、自立』の価値を知ることができる
これに尽きると思います。
”留学=語学”となりがちですが、語学が習得できなければ失敗ということではありません。
たとえ辛い経験や想い通りにならない結果になったとしても、『壁にぶつかった時、どう行動したか』が結果として自分のためになっていると感じるので海外留学できる条件が揃っているのなら是非行くべきだと思います。海外留学に内向的な人は向いていないと言いますが、私も行く前は人前に出ると緊張して手や声が震えるくらい内向的でした。
(今も緊張するタイプですが大分改善されました!)
その他の良かったこと(メリット)
メリット1:新しい環境に身を置ける
大学を卒業して就職すると考えたとき、
就職して数年後どうするんだろう?
同じ仕事をずっと続けなければならないの?
こう思ったら、ぜひ留学してみましょう。
私は帰国後、デザイン会社に就職しました。
始めたばかりの頃は慣れないこともあり、仕事はそれなりに楽しかったのですが、生産性のないミーティングをしたり、他のメンバーに合わせて残業したりすることが多々あり、ふと「ずっとこういう生活をするのかな…」「定年までこういう人生なのかな…」と思ったら、「ああ…留学して良かった。」と思いました。
当時のメンバーには失礼ですが…
違う感性があるから上に行ける
この感覚って人生においてとても大事だと思うんです。
意識高い系()とか言われますけど、理想を追うことってとても大事です。
留学時代に感じたワクワク感は忘れることができないくらい貴重な体験で、辛いことも含めて全て今の自分の糧になっていると思います。
(辛い経験についてはデメリットで説明します。)
メリット2:日本以外の文化を知ることができる
留学先がマレーシアだったこともあり、語学学校には日本人、台湾人、韓国人、サウジアラビア人、マレーシア人(!)がいました。
クラスメイトと仲良くなると、その国の料理を振舞ってくれたり、彼らの国のレストランに行ったり、言葉を教えてもらったり、文化交換することができます。
私は料理が好きなので留学した時に色々な国の料理を食べれたことは海外留学のメリットの一つだと思います。
マレーシアの華人は福建系、客家系など様々で、広東語や閩南語(*)などを喋る人もいて私は広東語にも興味が湧き、香港も好きになりました。
(*)閩南語は中国福建省南部などで話される方言の一つです。いわゆる"台湾語"も閩南語に似ています。
こうして世界を知っていくことは海外留学でしか経験できないことだと思います。
メリット3:気軽に海外旅行ができる(一部地域限定)
私はビザを取って行ったのですが、友達にビザなしの『ビザラン』をする人もいました。(今はビザランは結構厳しようなので事前に確認してみてください。)
その人たちは滞在期限が近づくと一旦出国しないといけないので、そのタイミングで海外旅行に行っていました。
マレーシアは近隣国が沢山あり、物価も高くないのでLCCでタイやフィリピン、マニラなどに気軽に旅行することができます。
メリット4:感性が豊かになる
「価値観が変わる」とも言いますね。
色々な国の文化や考え方の違いを知ることで思考の『選択肢』がかなり増えます。
思考の選択肢が増えると物事に対して柔軟な発想で対処することができ、仕事の効率化や発想の転換などにも役立ちます。
日本の社会に対して何か思うことが出てくるのではないでしょうか。
私は日本人の「事なかれ主義」が嫌いです。それは帰国後にすごく感じるようになりました。
海外留学の苦労したこと(デメリット)
“デメリット&心得"として読んでいただけたらと思います。
1:留学したからといって語学が堪能になるわけではない
大抵、留学先には日本人がいます。
海外留学にいる日本人って大きく分けると3つのタイプがいて、
1、日本人だけのグループを形成するタイプ
2、とにかく誰とでも仲良くなるタイプ
3、絶対日本人と関わらないタイプ
日本人は圧倒的に1が多いですが、1は絶対上達しません。
語学が堪能になりたければ、とにかく外国人の友達を作って喋ること。
喋って慣れるしか上達する道はありません。
教科書とにらめっこをしてもコミュニケーション能力は上がりません。
どんどん喋って実践した方が上達速度は数倍速いです。
2:自分からアクションを起こさないといけない
私的に一番キツかったのがこれです。
もともと内気な性格だったので自分から話しかけるのが大の苦手でした。
幸いデメリット1は外国人の方から私に話しかけてくれることが多かったので回避することができました。
しかし、語学学校を辞めたあと知人の紹介で建築事務所のアシスタントをすることになったのですが、直接関わるメンバーがどういう程で私がアシスタントをするか伝わっていなかったようで、ただ”在籍している人”となっていました。
当時は英語の専門用語も勉強していないし、間違ってしまったらどうしようということで頭がいっぱいでした。
結果、ローカルのスタッフとコミュニケーションがうまく取れず終いにはローカルメンバー同士が私の横で「有馬はどうしてここにいるの?なんのためにいるの?意味あるの?」と英語で文句を言われる始末。
言い返すこともできずに本当に辛い時間を過しました。
あんな辛い思いをするなら行動を起こそう!と思えるようになるくらいトラウマになっているので今ではいい経験としていますw
3:強制的に自立しないといけない
どこでもそうですが、一人暮らし状態になりますのでビザのことから基本的生活基盤は自分で準備することになります。
住む場所によっては自炊する必要がありますし、光熱費の支払いも必要です。
もちろんですが、留学先の言語で行ないますので根気が必要です。
4:想定外のトラブルがある
日本って自分で思っている以上に便利な国なんです。
サービスは行き届いているし、親切な人も多いです。
でも海外ではそうはいきません。
雨が降れば交通手段が全麻痺になったり…
バスに時刻表がなかったり…
(結果2、3時間待ちます…授業終わります…)
カメラを買ったらフィルムは国内未販売品だったり…
他にも、衛生環境も違うので皮膚系のトラブルに遭っている人を何人か見ました。
小さなことでいちいち落ち込んでると病みますし、トラブルは絶対あります。
やばいよやばいよ!(出川かw)って楽しむくらいでないと絶対ホームシックになります…
最後に…
海外生活というと国も言葉も文化も違うから尻ごみしがちですが、引越しや上京気分でしちゃっていいと思います。
どこにいようがトラブルや失敗は経験します。
一番大事なのは辛いことに直面したら
どうやって這い上がるか。
失敗や挫折を経験すると、持ち直すまでの流れを結構パターン化できるので気楽になると思います。
(失敗、挫折中はもちろん辛いですけどねw)
それでは、皆さんよい留学ライフを!
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