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【海外で風邪】台湾で風邪になってしまった時できる対処法まとめ【健康管理】

台湾の暮らし, Taiwan

こんにちは、有馬次郎です。

1月頃から中国で新型コロナウイルス(武漢肺炎)が流行しています。
そして同時期に私はプチ引きこもり中であるにもかかわらず風邪をひいてしまいました。

そして運悪く旧暦の大晦日から風邪を引いてしまったため、病院に行くことができず、自宅でなんとか凌がないといけないことになりました。

この記事では台湾の風邪の症状と自分でできる対処法を紹介したいと思います。

今回かかった風邪

今回かかった風邪は今までで一番軽い風邪でした。
軽いと言っても日本の風に比べてウイルスは強いと思います。

台湾のウイルスは中国から飛来して来ていると言われていて、日本より症状が重くなるそうです。

風邪にかかるまで

日本で風邪を引く場合は何か菌っぽいものを吸い込んで咳き込むところから風が始まるのですが、今回は突然喉に異変が起こり、翌朝風邪になるという感じでした。

考えられる原因としては、数日前に(自称ひどい風邪だった)病み上がりの友人に会ったことか、突然暖かくなった日があり、スムージーを一気飲みして体を冷やしたことが原因と考えられます。

風邪の症状

今回の風邪は喉の違和感の次に発熱でした。
筆者は平熱が低いのですが、体感で38度くらいはあるような、歩けはするが、骨や節々が痛く、部屋を移動するのでいっぱいいっぱいという感じでした。

日本から薬を持参していましたが、気休めにしかならず、2日程、熱とだるさが続きました。
発熱が続いた後は咳混むようになり、鼻の通りも悪くなりました。
日本から持参した薬が解熱剤だったので、痰を出すことができず、数日熱が上がったり下がったりしました。

行った対処法

今回行った対処法は元看護師の同居人が教えてくれた対処法です。
*症状が良くならない場合は必ず医療機関に行ってください。

その1:抗痛寧を飲む

『抗痛寧』とは、液体風邪薬の部類になっていますが、飲む痛み止めみたいな感じの薬です。
使い方としては、喉に違和感がある時や、筋肉痛、頭痛などの風邪の初期症状がある時に飲むそうです。

公式の飲み方は1瓶60ml入りで1回8ml程を1日4回飲むそうです。
ただ、筆者の同居人はこれを半瓶コップに注ぎ、お湯をコップ半分まで入れ、お湯割にして飲むそうです。
(異常はなかったですが、飲む場合は自己責任でお願いします。笑)

同居人は私の風邪が何度か移って咳や鼻水の症状がありましたが、『抗痛寧』を飲んだ翌日は普通に元気にしてました。

気になる味は、漢方系スープに近い体に効きそうな味。
最初飲んだ感じは、蓮根や牛蒡のような味がして、意外と飲みやすいかも?と、思いましたが、風が続くとちょっと苦手な味になったので、淹れたらすぐに飲んだ方が良さそうです。

飲んだ後は熱っぽさやだるさは少し軽減された感じがします。
昼食後に1杯、夕食後に1杯飲んだら、翌朝は筋肉や骨の痛みが軽減されました。

その2:痰を溶かす喉飴を飲む

台湾の薬じゃないのですが、喉の調子が悪い時は喉飴よりこれとゴリ押しされるくらい効くらしいです。
植物由来の精油が配合されていて、舐めると喉に潤いを与えつつ、精油成分が喉を保護してくれるそうです。
また、体内に溜まっている痰を溶かす効果もあり、痰が出せない人は飲むといいそうです。

ただ、このタブレット……超絶不味いです。
口に入れると、苦いような甘いような表現し難い味が口いっぱいに広がりすごく不味いです。笑

その3:レモン水を飲む

『抗痛寧』と喉飴、日本の薬で凌ぎましたが、熱が上がったり下がったりしていました。
すると今度はレモンのタブレットをお湯割りしたものを飲まされました。笑
レモンのタブレットはスーパーやコンビニでも入手できるもので、薬局では風邪をひいている人向けのビタミンCタブレットも販売されています。

このタブレットは1日摂取制限が7粒ですが、13粒くらい入れました。笑
正常者は最大7粒ですが、風邪の人はビタミンCが不足しているので多めに飲んでも問題ないとのことです。

そして、風邪から3日したところ、熱は下がりましたが、痰と咳が止まらず、お正月明けに病院に行くことにしましたが…まさかの……。

個人病院はまだお休み中で、総合病院はコロナウィルスの影響で菌が蔓延しているので行かない方がいいとのこと。
ということで、薬剤師のいる薬局で薬を処方してもらうことにしました。

その4:藥師藥局に行く

藥師藥局とは、薬剤師が駐在している薬局で、薬剤師が薬を処方してくれる薬局です。
日本だと、処方箋がないと薬を処方してくれませんが、台湾では薬剤師に証明書があれば処方可能なんだそうです。
病院に行けない場合は薬師薬局に行って薬を処方してもらった方が安全だと思います。

この薬局は、『専門薬師薬局』や『薬師薬局』という名称が多いようです。
処方箋と書かれている薬局もおそらく購入可能だと思います。

台湾の薬は結構カラフルです。

薬を処方してもらう場合は、薬剤師の方に「薬を処方してください」と言えば症状を質問されるので、それに答えればOKです。

・風邪薬を処方してくださいの場合は…『可以幫我開感冒藥嗎?』
片仮名にすると「カーイー バンウォー カイ ガンマオヤオ マ?」という感じです。可はケとカの間な感じの発音です。

『開薬』は処方するという意味があり、『開〜薬』で〜の薬を処方するという意味になります。

症状の質問では、熱があるかどうかなどの質問がされると思うので、以下に単語をまとめておきます。
・發燒(ファーサオ):熱
・咳嗽(カ(ケ)ーソウ):咳
・喉嚨(ホウロン):喉
・痰(タン):痰
・痠痛(スヮントン):体がだるい

痛い場合はトン、症状がある場合はヨウ+症状で大体通じると思います。

その後、『要開幾天?(ヤオカイジーティエン?)』または『要幾天份?(ヤオジーティエンフェン?)』と聞かれるので、何日分必要か答えてください。
答える場合は「我要〇天(ウォヤオ〇テン)」と答えれば大丈夫です。

今回は1日4回分で1日分100元でした。
流石に薬剤師が処方するので、翌日は熱や体の怠さ、鼻水などは無くなりました。

最後に、筆者が台湾でかかったことのある風邪と対処法について紹介します。

筆者がかかったことのある風邪

1、前触れのないノロ系

何の前触れもなくノロ系ウィルスにかかったことが2回あります。

台湾ではいわゆる『流感(リョウガン)』と言われる流行り風邪です。
ただ、インフルエンザとは違い、分類は普通の風邪と同じような扱いです。
普通の風邪と言いつつ、インフルエンザより症状が酷いので注意が必要です。

発症すると全身だるくなり、下痢、嘔吐、発熱があります。
吐き気がある場合は、吐けるタイミングで早めに吐いた方が楽です。

吐いた後は発熱があり、全身がだるく動けなくなるので、動けるうちにすぐに病院に行くことをお勧めします。
当時はほぼ40度まで熱があがり、病院に行き完治しました。

2、滷味を食べてあたる

夜市で食べた滷味(ルーウェイ)にあたりました。
台湾は冬になると暖かい日と寒い日が交互に来るのでウイルスが蔓延しやすいようです。

この時は、下痢と嘔吐、嘔吐後は軽い熱がありましたが、正露丸を飲み、スポーツドリンクを沢山飲んで毒素を外に出すことで、2、3日で治りました。

この件以来、滷味を食べていません。笑

3、火鍋パーティーで火の通ってない食品にあたる

大勢で食べる火鍋パーティーで火の通ってない加工品を食べてしまい当たりました。
これも、冬の忘年会パーティーかなんかの際の火鍋パーティーに参加した時に当たりました。
これは食後数十分後から下痢の症状があり、帰宅後嘔吐、翌日全身の怠さと熱があり、2日程家で休み治りました。
この時もスポーツドリンクを沢山飲み、毒素を体内から排出するようにしました。

この件以来、4人以上での火鍋はやめました。笑

4、夜買った蛋撻を翌朝食べてあたる

これは夏にあたりました。

台湾人が卵やクリームを使ったものや、お惣菜パンはこの時期その日に食べないとダメと言っていたのを聞かなかったのが原因で起こりました。笑
以前は翌日食べて問題なかったので、特に気にしてなかったのですが、食べてから十数分後にあれ?という感じになり見事あたりました。

あれってなってから吐き気があったのでとりあえず吐いて、スポーツドリンクがぶ飲みしました。
この時は吐くまでの時間が短かったのと、食べた量が少なかったので1日で治りました。

最後に

まとめてみると、食べ物関連で不調になることが多いようですね。笑

台湾は日本と違い、天候の変化が大きく多湿な地域なので、ウイルスが繁殖しやすいです。
それに加え、衛生面も日本に比べ劣るので、症状も重くなりがちになるようです。

台湾の病院は保険がなくても、風邪程度なら医療費は高額にならないので風邪をひいたら病院に行くことをお勧めします。