歯列矯正で知っておいて欲しいこと(5)【装置着用後の注意点】
この記事は歯列矯正をしようか考えている人、歯列矯正を始めたばかりで不安な人のために書きました。
*記事の内容は自身で調べた内容と通院している矯正歯科の先生から教わった内容を元に書いてあります。
*どの治療をされるかはご自身の判断にてお願いします。
*治療方法は舌側矯正(メタルワイヤー)です。
前回の記事では『保険について』について紹介しました。
詳細はこちらから↓
歯列矯正で知っておいて欲しいこと(4)【保険について】
*歯列矯正のまとめ一覧はこちらから
この記事では『装置着用後の注意点』について説明してあります。
歯の磨き方や、痛み、食べ物の注意点などについて書きました。
スタート時の歯の状態
初回診断時の状態は、
- 上顎が前ぎみ(成人は治療不可)
- 出っ歯(前歯同士が接している面が奥まっているタイプ)
- 噛み合わせが深すぎる
- 上下の歯並びが合っていない
このような感じです。
さんまさんのような明らかな出っ歯というよりは、軽めの出っ歯という感じです。
下の歯は削れている部分もあります。
【後から後悔した点】
矯正の先生に親知らずを抜いてから治療すべきか否か相談したところ、
矯正した後に抜いても大丈夫との回答。
個人的には親知らずは抜いてから矯正治療をスタートさせたほうがいいと思います。
(親知らずを治療するとなると結構時間がかかるので、早くスタートさせたかったのかな?と推測。)
理由は親知らずとそれに接する歯が虫歯になる恐れがあるからです。
矯正開始前、親知らずが4本とも生えていました。
他の歯科医師さん曰く、私の親知らずは横向きに生えているので将来的に生えてくるかもしれないけど、そのままでも大丈夫と言われるくらい横向きにピッタリ嵌まっていました。
矯正の先生も、横向きに生えているので大丈夫でしょう。という見解。
矯正開始1年目くらいは何事もなかったのですが、歯列が揃ってきた頃に親知らずと、それに接する歯に異変が起こりました。
矯正で歯を綺麗に並べた結果、親知らずに圧がかかり、親知らずとそれに接する歯に虫歯ができてしまいました。
器具をつけた状態だと、虫歯治療が面倒で難しいです。
奥歯の場合、歯形が変わってしまったり、装置の変形の恐れもあります。
装置装着初日
結構大掛かりだから頑張って下さい。
この言葉、侮っていました。
多少の事は我慢できるタイプですが、これは宣言通りに痛い…。
てっきり初日は歯の動きに慣れないから痛いのかと思っていましたが、器具装着段階から痛かった……。
装着手順
1、接着剤でブラケットを歯に固定し、乾燥させます
接着剤が口内に付着しないように口を大きく空ける必要があり、プラスチックの口を開く器具でひたすら口を開けさせられる。
↑こんな感じです。
実際これだけではそんなに痛くないです。
え、こんなもん?って思います。
問題は奥歯なんです。
画像でも分かる通り、これだけだと良く見えないんですよね。
そしてデンタルミラーが登場し、2人だった助手が3人になり…
これでもかと無理やり口を開けてきます。
乾燥させるため、長時間同じ状態で引っ張られているとプラスチックの器具が歯茎に当たりすぎて痛くなったり、ミラーが歯と歯茎の間に当たりすぎて失神寸前でした。
勝手に涙が流れて我慢することを諦めるレベル。
(助手さんが涙ふいてくれたりしてちょっと優しかったw)
人生初の絶望を味わった感じですw
2、ワイヤーを通します
私の場合は、出っ歯骨格のため(噛み合わせが深すぎるため)先に上の歯だけ装置を装着しました。
ワイヤーは0.3mmくらいの細さ。シャーペンの芯より細いです。
装置はひとまず装着完了です。
ブラケットは少し違和感があり、完全に出っ歯気分。
次に歯ブラシ。
歯ブラシが2種類になる
装置を歯につけたため、歯磨きがし辛くなります。
そこで形状の違う2種類の歯ブラシをもらいました。
山型歯ブラシ、尖った歯ブラシ、自宅の普通の歯ブラシと合わせて3度磨きをしました。
結構大変ですが、矯正中は虫歯になりやすいので歯磨きには気をつける必要があります。
山型歯ブラシ
ブラケットの上下の溝を磨くのに便利です。
歯の裏側の歯と歯茎の間も磨くことができます。
尖った歯ブラシ
ワイヤーがあり歯ブラシが届きにくい歯と歯の間や、器具と器具の間を磨くのに便利です。
歯の表面(特に奥歯)の溝を磨く際にも便利でした。
歯ブラシ交換の頻度
巷では『毛先が開いたら交換時期』ってよく言いますよね。
毎月通い初めてわかったのですが、歯ってたった1ヶ月でも結構着色しています。
着色を落としてもらったのに、翌月また着色ってのを繰り返していました。
コーヒーやお茶は合わせて1日5杯以上は飲んでいたので毎回指摘されていました。
しっかり磨いているはずなのに(しかも3本で!)なんで言われるんだろう?と考えてみたら…
月の後半になってくるとブラシが弱くて使い物にならないみたいです。
途中から貰う歯ブラシに合わせて普通の歯ブラシも月一度〜1ヶ月半に一度に交換したら、ブラシのしなりが良いせいか、歯に着色しなくなりました。
着色や、歯石、歯垢も落とせるようになって月イチ歯ブラシ交換は重要だと思いました。
初日からその後…
初日は上記のような絶望を味わいました。
装着後は数時間後に鈍痛がありましたが2〜3日で治まり、食事は気をつけて食べれば痛くないレベル。
というか、装着が痛過ぎて比にならないレベルでした。
次回は1年目の治療経過についてまとめます。
歯列矯正で知っておいて欲しいこと(6)【途中経過1年目】
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