【雑記】台湾に来たら封印されていた職業病が発動した話
こんにちは、有馬次郎です。
突然ですが、
「職業病」なってますか?
(聞き方w)
「職業病」とは、”労働時に患った病気のこと”、”ある一定の条件が揃うと変な違和感が起きること”、”本来は違うのに習慣化して違和感を感じなくなったこと”などを言いますよね。
昼夜問わず「おはようございます」と言ってしまうのも職業病の一つと言われています。
今回はその、ある一定の条件が揃うと起きる変な違和感に関わる話をします。
私は謎の癖として、家の壁や家具をノックして空洞を確認するのが好きです。
その他に、外で見かける広告の文章や、雑誌のフォントバランスが崩れているのを見るとむず痒くなったり、”さ”という字の2画目が離れるかどうかが気になったりします。
上のようなものは、なんとなく行動に移したり、思ったりする程度なので大丈夫なんですが、台湾に来て予想外の職業病が出てきたので、今回はその「予想外の職業病」について書こうと思います。
ちなみに、今回話す職業病に関する職業は2015年くらいに辞めました。
私は以前、ネズミーランドとエルモジャパンのスーベニアデザイナー兼商品管理として働いていました。
キャラクター製品の仕事は5年くらいやっていたので、軽く洗脳されています。
何に洗脳されているかというと、ハイ!
色です。
え、色?
って、思いますよね。
そう、色なんです。
エルモジャパンはキャラの色がそこまで特徴的じゃないし、大体1色なので洗脳されなかったのですが、ネズミの方はもう…。
仕事量もネズミの方が倍くらいあったので、しっかり洗脳されてしまいました。笑
で、この色の洗脳がなぜ、今になってまた出てきたかというと、台湾と関係があります。
公園が多い台湾
台湾人は日本人に比べ、運動する習慣がある人が多いです。
朝9時くらいに公園に行くと、子供から大人まで運動しています。
午後に行くと、ティータイムの代わりに運動してご近所同士でおしゃべりする人もいます。
夜に行くと、食後の運動をしている人がいます。
土日に行くと、本当に人がうじゃうじゃです。
そのくらい公園は大人気スポットです。
老若男女問わずで人気な公園。
運動器具も置いてあって楽しい公園。
リスや珍しい鳥がいて、緑の多い憩いの場、公園。
職業病と無関係そうですよね?
でもあれを見ちゃうと…「あっ!」ってなっちゃうんです。
視角に入るもの…そう!
人!
私は人を見て、職業病を発症させます。笑
一体誰を見ているか気になってきますよね。
運動の習慣がある台湾人
運動というと、大体トレーニングウェアか体育着で運動しますよね。
最近は運動ブームもあって、トレーニングウェアも可愛いのがたくさんありますよね。
で、先ほどチラッと言った通り、公園にいるのは老若男女なんです。
老若男女。
老男女…
クセありすぎィ!!!
台湾のおじさんとおばさん。
癖が強い!
私は彼女らに目をやられました。(言い方)
おばさんは大阪系
台湾のおばさんは大阪のおばさんに似ています。
柄&柄だったり、髪型だったり、話し方だったり。
似ているだけあって(?)東京より大阪が好きな台湾人も結構います。
で、そんな癖の強い台湾人おばさんが公園に集まると、こんなことが起きます。
眩しい!
運動するおばさんは、基本的に単色の運動ウェアをきっちり着こなして運動します。
公園には、運動系、散歩系、おしゃべり系がたくさん集まってきます。
そうすると…
こんな人たちも集まってきます。
ガラガラ〜
柄がうるさいwwwww
これは中華圏全体の傾向なのかわからないのですが、台湾人おばさんも、もれなくショッキングピンクと赤が好きな人がとても多いです。
次に黄色や水色、黄緑など、原色に近い明るい色が好きです。
この柄&柄の現象は、おそらく市場と関係しています。
おば様達のしまむら「市場」
普通の衣料店は全体のバランスを意識して、コーデの主役になるものもあれば、サブ的な位置になる洋服も売られています。
でも、市場のお店は個人店なので、「1枚でキマる服」が多く売られています。
そして、高齢者方々は「買い物=とりあえず市場」なので、どうなるかというと…。
「1枚でキマる服」の中からイケてる服を選ぶことになります。
で、祖母を見ていると結構話に乗せられて買ってるところもあるので、店主オススメのゴリゴリ強烈Tシャツをコレクションしていくことになります。
口車に乗せられて小さめズボンを2度買って帰ってきたことがある祖母なので、被害者(?)は結構いると思います。
以前、宜蘭(イーラン)のおしゃれなカフェでご飯しよう!と誘われた時に、誘ってきた人の知り合いが下のような格好できました。
てか、ネコwwwww
「なんで買ったのwww」って心の中では思いましたが、Tシャツの後ろの色と、ズボンの色を揃えていたので、本人的には大満足のコーデのようです。
ネタでもなんでも、これ流行ってるんでしょ?と言って取り入れてくのは台湾人おば様のすごいところだと思います。
台湾は、そういうところも楽しいです。(ひどいw)
話は本題に戻って…。
職業病が発動する組み合わせ
緑が多くて、リスもいて穏やかな公園ですが、先ほど紹介したような個性的なおば様たちで溢れかえっています。
派手な服で太極拳や社交ダンスの練習をしたり、大きな扇子を持って踊る集団もいます。(ダンス系は基本集団)
このおば様達がいるからこそ、台湾らしさがあるんですが、たまに
おばさんの色が、私に悪さしてくるわけです。
こんな感じで…
日本じゃあんまり見かけない派手さですが、台湾では普通です。
記念すべき(?)最初の発動は左から2番目のおばさんの配色です。
正直、この色の組み合わせはおじさんじゃないの…?と思いました。(そういうことじゃない。笑)
ちなみに、上の絵は他のおばさんの色も職業病が発動する色の組み合わせです。
キャラクター製品のデザイナーとして働いてたときに、友達に仕事を手伝ってもらうために会社に来てもらったことがありまして。
その時、奇跡的に職業病が発動するTシャツを着てきて、先輩とツッコミ入れた思い出があります。笑。
本当に予想外の職業病です。
で、気になる左から2番目のおばさん。
なんのキャラかというと…
アッヒョ!!!
正解した人は、おめでとうございます。(特に何もありません。)
あの日、反応した色はグー○ィーの色です。
グーフ○ーは、マイナーキャラと思いがちですが、実はディ○ニーの5大主要キャラの一人です。
赤、黒、黄色を見てミ○キーを思い浮かべる事はないんですが、グーフ○ーとかデイ○ーとか、あまりなさそうな組み合わせで、ストンとハマると、うわっとしちゃいます。
何気にミッ○ーの赤って真っ赤じゃなくて、少し黄色抑えめの赤なんですよね。
なので、その微妙な赤と、赤っぽい黄色と黒と白を見たらもしかすると反応してしまうかもしれません。
なぜ色に反応してしまうのか
なぜ色に反応してしまうかというと、商品開発をする場合、色って色名で指定できないんですよ。
これ全部赤です。
でも、「赤」とだけ言って注文すると、サンプルと生産品とで色が変わってしまいます。
上の「こ」の赤が欲しいのに「す」の赤で来たりするんですよ。
そういう間違いを防ぐために、色には番号がふられています。
番号は数千個もあり、ものづくりをするときは番号で色指定します。(例外もあります。)
色の番号を作っている企業で有名なのがPANTONE(パントン)です。
ちなみに、色の会社はいくつかあって、PANTONE以外にもDIC、HKS、TOYOなどがあります。(中国語能力試験はHSK…。)
で、キャラクター製品のデザイナー時代は毎日色チェックをしていました。
サンプル依頼のために色のチェックをしたり、到着したサンプルの色チェックをしたり、とにかく毎日色を見ていました。
修正が入ると、赤みが強いとか、黄色が足りないとか、青っぽいとか、超〜〜〜細かく指定されるんですよね。
そんな日々を、5年続けた結果…
ある色の組み合わせを洗脳されました。笑
ちなみに、凝った人になると、番号まで覚えちゃいます。
ドナ○ドの洋服は記憶では3005くらいの色だったと思います。(突然の暴露w)
数年ぶりにやってみた
数年ぶりに、グラデーションのテストをやってみました。
上のURLから飛ぶと、下の画面が出てきます。(色はバラバラの状態で出ます。)
色のチップをドラッグしながら並べ替え、並べ終えたら下のボタン(Score Test)をクリックします。
結果は…
100点でした!
気を抜くと間違えるので、普通に嬉しい。
ユーハブパーフェクトカラービジョンですって奥様!
パーフェクト見た瞬間よっしゃー言ったよね。笑
最後に
キャラクターデザインを長くやりすぎると思わぬ洗脳が待っているので、注意してください。笑
日本ではこういうことが滅多にないので、楽しみながら公園で運動してます〜。
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