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【雑記】平成初期から日台ハーフとして生きて、30年経って思うこと。

経験したことのまとめ

ミックスって逆に雑種の響きあるよね。

こんにちは、有馬次郎です。

ずっと、「ハーフとして生きてきたこと」について書きたかったのですが、中々まとめられず今まで書かないでいました。
つい先日、成長した気づきがあって、時間に余裕ができたのでまとめてみることにしました。

この記事は、ハーフである筆者が、純日本人だったら経験しないであろう経験をまとめ、30年後どう感じているか記録したものです。

過去にあった出来事を抽出して書いているので、嫌な思い出が多いように感じますが、そんなにシリアスに受け止めなくても大丈夫です。
(思い当たる節がある人は真面目に読んでね。)

ハーフっていいよね!生まれ持ってバイリンガルなんでしょ?!って思ってる人は、ぜひ読んでみて欲しい内容です。

そして、読んだ後にハーフについてもう一度考えてみてほしいです。

では早速振り返っていきたいと思います〜。

幼少〜学生時代の私

まずは私の過去の出来事についてです。
内容重めです〜。

台湾人と言われた幼少期

私は平成2年に東京で生まれました。

幼少期の私は我が強い方で、思ったことをそのまま言ってしまうタイプでした。
その上、極端な性格だったため、簡単に言うと問題児でした。笑

思ったことをハッキリ言うことは、台湾人の親に似たと思います。
(日本ではそれではいけないことをのちに知ります。)

幼少期から、親は私に”半沢直樹”的教育をしてきましたが、私は悪目立ちしたくないので、小学校中学年頃から徐々に内向的な性格になっていきました。

そのきっかけの1つにもなっているのが、小学校中学年か高学年あたりから一部の下級生に、私の親が台湾人と知られたことです。(経緯は完全に不明。)

そしてある日…

突然、「台湾人」と言われました。

「台湾人」と言った子供は、私の家の数軒隣に住んでいました。
当時、国籍の概念を持っていなかった私は、「台湾人」と言われたことにより、自分が人と違うと言うことに気づきます。

そして、その子供に遭遇するたびに笑われ、いつしか一部の下級生にも笑われるようになりました。
ニコニコの笑でなく、クスクスやニタニタの方の笑い方です。

親が台湾出身であろうが、そもそも私の家族は全員日本人です。

仮に台湾人だったとして、何が面白いのかも全くわかりません。

「子供はねぇ、無邪気だから…そう言うのは許してあげて…」と言う人には、その子がもし自殺したらどうしてくれんの?と思います。
どう考えても国籍をからかうような子供に育てた親の教育が悪いのに「無邪気」って何?とね。

当時の私には解決方法もなく、語彙力の無い私は「奴らは敵」とだけ認識するようになりました。(悲しいことに、大体が私の家の近くに住んでいたんです…)

そんな生活が数年すぎた小6のある日、勇気を出して「ジロジロ見てくるんじゃねーよ!死ね!」と言いました。(今では語彙力wwwって感じですが、当時では精一杯の抵抗でした。

翌日、担任に呼び出され、怒られました。笑

怒られている間、私は何もしていないのに笑われて、怒られているのが悔しく睨んでいたら、担任に「黙ってないで何か言えよ!年上なんだから年上らしくしろ!」と肩を揺すられ、もっと怒られました。(確かに年上だけど…)

当時は、言い返すことで精一杯だったので、翌日怒られるとも思ってなかったですし、怒られて何を言えば良いのかわかりませんでした。(怒られている私を見て相手が若干笑っていたのを覚えています。)

そもそも何故、”私が同じ学校で、どのクラスの誰なのか”が、翌日わかるのかって感じですよね。
誰かわかってて何度も振り返って笑う確信犯。
今でも私は、彼ら、彼女らは故意的だったと思っています。

この一件があって、その人たちからは笑われることが無くなったのですが、中学校も地元だったので極力人を避けて生活していました。

私のSNSは非常に口が悪い時がありますが、上のようなことがあって、対抗するために口が悪くなっちゃいました。

「他人には礼儀正しく!」と思ってるので、流石に死ねとは言わなくなったけど、”お前”とか使っちゃうし、「”〜じゃねーよ!”って思うよね!」とかやんわり系で言っちゃう時あります。

続いては中学生時代。

何となく感じる違和感

中学生になって、小学生の時の友達とは縁を切って新しい友達を作りました。
なるべく目立たず、大人しく過ごすことに徹底していました。
(一部に小学校が同じ人もいます。)

陰キャと縁を切り、陰キャと陽キャの間にいた私は平穏な毎日を過ごしていましたが、私がハーフだと知っている人は、人によって、仲良くしているようで、裏では笑っているのが感じ取れました。

被害妄想の可能性もあるけど、話していると「有馬はさ、アレだから…ねぇ…クスクス」となることが何度かありました。
この”アレ”は何を意味しているのか不明ですが、はっきり言わずに笑っていることがもう不愉快でした。

ということで!中学校の友達は、全員学校のみでの友達と割り切り、卒業後は連絡を断ちました。

小中の経験があったので、高校時代は一切、家族のことは話さないと決めました。

続いては心機一転高校時代。

あえて言わなかったのにバレる

上記のことがあったので、怖くてハーフと絶対バレてはいけないと決め込み始まった高校生活。
すると、たまたま前の席に座っていた子が中華系の子で、親近感が湧き打ち明けてしまいました。(早っw)

そして前の子だけが私の秘密を知り、平穏な毎日を過ごしていたある日。

担任に呼び出されました。

私だけでなく、前の席の子も一緒に呼び出され、個室に呼ばれるでもなく、他の生徒もいる場所でこう言われました。

「ご両親はどこの国の人なの?
特に深い意味はないけど、今後知っておいた方がいいと思って。」

またも国籍の話。
確かに親は台湾出身だけど、日本にいるから日本人。と当時は答えました。
書類上のことなんて子供に聞かれても困りますよね。

そして帰宅すると、親が怒っていました。

「あなたの先生何?(半ギレ)」

と、親に言われ、私が怒られている気持ちになり、担任が嫌だな〜と思い始めました。
(高校の友達には私が担任をめちゃくちゃ嫌っているイメージになっていたんですが、こういうことがあったり、色々あって嫌いというより、関わりたくないと言うのが正直な感想です。)

またこれも最低限の人しか知らない情報なんですけど、高校には姉も通っていました。
親は、姉の時は何も聞かれなかったのに、どうして私の時はこんなことを聞いてくるのかと結構怒っていました。

と言うのも、親が台湾出身だからと言う理由だけで、姉はいじめられ、私は問題児になったため、親は国籍のことに超敏感になっていたのです。
その日はついていないな〜なんて思い、翌日。

担任に呼び出されました。

公開謝罪。
大きな声、目立つ私。
周りの視線が私に集中。

私は何もしていないのに。

結構目立っていたので、話が終わると友達にどうしたの?って心配されるわけです。

幼少期ゾーンに書いた通り、私は悪目立ちすることが大嫌いです。
この日、自分がハーフであることを友達に言いました。

友達はそうなんだ、とだけ言って普通に接してくれました。

高校の友達はみんな普通に接してくれたので、嬉しいハッピーな高校ライフを過ごすことができました。
予備校に行ってたけど、そこの人達には言ってなかったような気がします。

留学先で多様性を知る

高校を卒業したら、マレーシアへ留学しました。

そこで知り合った人たちは、私がハーフであろうと普通に接してくれて、私がどこのハーフなんか気にもしていなくて気楽でした。
そういう人たちに出会って、「出身なんてどうでもいいんだな〜」と思えるようになりました。

むしろ、外国語が少し喋れることが嬉しくなりました。
私の中国語は4、5歳の頃に台湾の幼稚園に1ヶ月程度通ったことがあり、そこで基礎を習得しました。

でも、帰国後、小学校で台湾人と言われたり、中国語に触れる機会がゼロになったため、中国語を完全に忘れてしまい、ピンインと基礎をマレーシアで3ヶ月くらい勉強しました。
(日本語を忘れるレベルで上達したのにマジでもったいない😭)

留学を境に、また中国語に触れるようになりました。(蕭敬騰と林俊傑のおかげ。笑)

社会人になって(2010年〜)

ここからは、社会人になってからのハーフの立ち位置についてです。
社会人になってからは、いいこともあるけど…という感じですかね。

嫌だった「ハーフ」が強みになる

社会人になり、デザイナー兼生産管理者だった私は、中国語の日常会話ができると、裏技が使える状態になって結構評価されました。
(取引先が中国の工場だった)

中国人が理解しやすい日本語が書けるので、他の社員に比べ問題も起こさず仕事をこなしていました。

でも、ハーフであることで、壁はやはりありました。

越えられない壁はハーフであること

ちょっと日本人と感覚が違うと、「やっぱりハーフだと違うんだね。」やら、「やっぱり外国育ちは〜」とよく言われました。

留学なんて1年半くらいしか行ってないのにそんな短期間で性格が変わるわけないじゃんって思いましたが、日本人は議論が嫌い、波風を立てたくない性格の人が多いことがわかり、そこを追求しても無駄なのでスルーすることにしました。

日本人の面倒なところは、いざ、そういう環境が嫌で会社を辞めると、適応能力がないやら負け組やら言われます。

私には半分嫉みに聞こえるし、言わなければ皆ハッピーなのに、わざわざ余計な一言を言う神経がわかりません。

正直、日本文化に適応できないんじゃなくて、クソみたいな文化に一々合わせるのが下らないから離れていっただけでは?とも思いました。

過剰な期待

社会人になって初めての会社は、”日常会話程度の中国語ができる”と言う設定で入社しました。

が、社内派閥(?)のせいで、入社半年くらいで出張に巻き込まれてしまいました。
プレッシャーで中国語を鬼復習したので出張自体は問題なかったのですが、通訳として目をつけられてしまいました。

そして、社長と出張に行く羽目になり…。

社長の意味不明なお世辞トークが翻訳できず、「すみません、私は日常会話しか話せないんですが…」と言ったら、

「なんだ」と言われました。

人が違うのは十分理解できます。

でも、幼少期に外国人扱いして個性潰してきたくせに、使えないとわかると”なんだ”って都合いいにも程があるだろ…と思いました。

無意識中の差別がストレスになる

生産管理をしていたので、台湾人や中国人がたまに来日して会社に訪問してくるのですが、あるとき台湾人が来社しました。
その人は、パイナップルケーキをお土産で持ってきたのですが、とある日本人に不評でした。

その数ヶ月後、台湾旅行から帰国した私がパイナップルケーキを持っていくと…

やっぱり日本人の感覚だから、味わかってるね!

は?

ちなみに、取引先の台湾人が持ってきてくれたのは、「佳德糕餅」のパイナップルケーキです。(超有名!)
そして、私が買ったのは85℃のパイナップルケーキ…。笑(当時、85℃全盛期だった)

例えるなら、東京カンパネラとドトールのクッキー的な感じかな?🤔

この人が悪いというわけじゃないのはわかってるんだけど、こう…。
このタイミングで日本人強調しちゃうか〜そうか〜…と複雑な気持ちになりました。
(この人は、「やっぱハーフは〜」発言した人だったので尚更。)

幼少期の記憶と、会社の人が別人とわかっていても、いい気分はしませんでした。

あと、目が大きいね!系のやつも、昔は目つき悪いとかブスとか言われまくってたので、なんだかなぁと思います。

下品な日本人の存在

これは日本人に限った話ではないです。
台湾にもクズは存在しますし、どの国にでもクズは一定数います。

これは中国出張で、中国の売春が多い地域に何度か行かされて、現地でそういう日本人集団を見てしまったり、日本人男性が愛人を連れて田舎のスーパーで偉そうにしているのを見てしまったという話です。
私が1人で日本食レストランでご飯食べていたらジロジロ見てきたり、普通に気持ち悪かったです。(小並感)

そういえば、バスで中国から香港に入る時に、たまたま後ろの人が日本人が中国人愛人と一緒にバスに乗っていて話が聞こえてきたパターンもあります。
中国人女性が「子供欲しい、欲しい?」と何度も言い出し、日本人が「あ〜う〜ん〜」みたいな反応してて気持ち悪いなーと思いました。(小並感その2)

中国語勉強する前に母国語勉強しろよ

これ結構ひどいと思うんですけど、実際に言われました。

私は元々、言葉でアウトプットするのが苦手で、言い間違えたりすることがよくあるんですが、社会人の頃に「出張が多くて中国語勉強しないといけないし、最近は台湾語や広東語に興味がある。」というような話をしたら「中国語勉強する前に母国語勉強しろよ」と言われました。

都合の良い時は日本人にしますよね。本当。

生まれは日本だけど、台湾もルーツであるし、過去に話せた言葉です。
私は両方とも母国語状態にしたいと思っています。

英語圏帰国子女にも”あるある”だけど、発音がネイティブだと「うっざ〜」というパターンとか。

じゃあ他にどう言えばいいんだよ?

って感じですよね。
英語はまだカタカナにできるけど、中国語、ましてや台湾語なんてもう「ハァ?」てくらいカタカナにできないですよ。笑

続いては会社を辞めたあとに感じたことです。

現在

現在は日本から離れて気づいたところ。

”親日な”台湾が好きな日本人

台湾って親日だよね!好き!

とか

311の時に何億円も寄付してくれた!好き!

とか。

今でこそタピオカとか流行ってるから台湾は知られてるけど、「台湾芸能人の名前言って」と言われたら言えるのかよ?と。

薄っぺらい”好き”を向けられると、キンモ〜ってなっちゃう。笑

初対面のハーフトークが正直だるい

ハーフと知ると、大体の人がこう言います。

「お父さんとお母さん、どっちが台湾人なの?」

これって必要な情報ですか?
どちらが台湾人かで状況変わるんですか?何かいけないんですかね?(シラバックレー)

あと、何故か両親の仕事とか居住地を聞かれる。

これ系の話は台湾人もするので、なんとも言えないけど他は台湾人は言わないかな。
「会話できないから中国語もっと勉強して!」とは言われたことあるけど、「やっぱ日本育ちは〜」とか言わないです。

仕事始める前までは、本当に「はい」と「いいえ」以外喋れなくなっちゃってて、台湾に行くたびに「勉強しなさい」と言われてました。笑

台湾人で日本を強調するとしたら、例えば、夕飯何にするか台湾人同士で話してて、誰かが適当に決めようとしたら、私の知り合いが冗談で「こっちは日本の舌肥えた子がおんねんで!」みたいな会話を台湾人同士で話してるのを聞いたことはあります。(いつも、おもてなし精神ありがとうございます…。)

今は基本台湾ハーフだと言っていないので、あんまりダメージはないです。

純日本人と違うところ(主観)

純日本人と違うところは沢山あります。

とにかく目立ちたくない

悪目立ち絶対したくないです。

でも目立っちゃうのが私。

これは嫌味でもなんでもなく、目立ちたくないところで失敗して目立ったり(自業自得)、何もしてないのに目立ったり色々あります。

小学生の頃、国語の授業で”顔がパンパンな状態”を表す言葉を習ってたのですが、数あるデブ生徒から私が名指しで選ばれて恥ずかしい思いをしました。
(デブじゃなくて健康優良児なだけです!笑)

ハーフ関係ない気もするけど、目立ちたくないから指さないでほしい。笑

お弁当隠しがち

台湾や中華圏のお弁当は大体茶色いから見られたくない。笑
高校の友達も隠しながら食べてて、心の中で「だよな!」ってめちゃ思ってました。

天皇について無感情

天皇の存在がある、とは思うけど、彼らに対して何か思うとかはないですね。
健康第一、あとは知らない。

言葉遣い悪くなりがち

言葉遣いは悪いです。笑

「ふざけんなよ!」、「〜じゃねーよ!」、「あいつ」、「ちげーし」は家で使います。
「じゃねーし」の方が多いかな?(そう言うことじゃない。笑)

特に会社の愚痴を言ってる時はそれはもう、キッタネ〜なお言葉のオンパレードですよ。

でも、今は言葉遣い悪いのが良くないと理解できてるので、面と向かって悪態ついたりはしません。

基本いい子なんで。(キモw)

SNSでも愚痴を書いたりして日々荒ぶっていますが、声に出して汚い言葉は言わないです。
SNSからのイメージで実際に汚い言葉遣いで話しかけられたことがあるんですが、正直戸惑いました。笑

「えっ(SNSか?!)あっ…はい。はは…」みたいな。笑

多言語話者に憧れる(方言含む)

これ本当にね!
幼少期に笑ってた奴らを拷問にかけたいくらいに、きーっ!!!ってしちゃう。(物騒w)

何が言いたいかって、「日本語と日本語の方言」は何も言われないのに、「日本語と外国語」だと、喋ってもいないのに、虐められたり、からかわれたりして没個性化するのなんなん?みたいな。
おかげさまでな!中国語喋れなくなってんやで!みたいな!

なので、外国語に問わず、標準語以外に方言が完璧に話せる人が超超超超羨ましいです。

最後に


「ハーフでよかったか?」

と考えると、
純日本人がどういう感じなのか分からないので何とも言えませんが、今の生活スタイルは好きです。

空気読まなくていいし、周りにネガティブなことを言う人もいないので気が楽です。

今台湾で生活できているのは、完全にハーフのおかげです。
幼少期に海外旅行に行けたのもきっとハーフのおかげでしょう。

でも、ハーフじゃなかったら日本での生活の方が合ってたかもしれません。

答えは不明のままですね。笑

もしあなたがハーフに会ったら、一々ハーフを強調しないでほしいです。
普通の人と接する感じでお願いします〜。

私は過去のことがあって、人と知り合うと外見がどうとかどうでも良くなり、「人間という個体が目の前にいる」と判断してしまうようになってしまいました。
(プークスクス系とイキリ陽キャがマジで苦手なので個体判断。笑)

そりゃまあ文化が違うから、質問したりするのは全然アリだけど、日本と他の国を比較したり、政治的な話に持ち込むのは良くないと思います〜。
容姿やアイデンティティーを否定する冗談を言ったり、からかったりするのも、やめましょう。

あと、自分を卑下しまくって相手を持ち上げることも、あんまり好まれないかも。
日本育ちのハーフは基本、日本人として生きているので、違いを強調されると困ります。

話すことなかったら普通の話すればいいんじゃないですかね?趣味とかさ。

あんまりまとまってないような気もするけど、まあこんな感じです。笑
長々と読んでいただき、ありがとうございました〜。