【台北・中正区】予約不要の台湾総統府を無料見学してきました。(予約、アクセス、服装などの注意点まとめ)
こんにちは、有馬次郎です。
台湾に来たということで、台湾総統府に行ってきました。
総統府は台灣の官邸で、首相が仕事をしている場所です。
2019年で築100年になった総統府は日本人によって設計された日本統治時代の歴史ある建物です。
台湾の歴史や日台関係を知るきっかけにも丁度良い場所なので、台湾に来たら是非観光していただきたいオススメスポットです。
見学ツアーは時間に合わせて並ぶだけで、予約不要の無料見学ツアーに参加できます。
平日と休日でツアー内容が異なり、休日ツアーは毎月1日限定で開催されています。
参加方法
開催日と予約について
少人数の場合、予約は不要です。
15人以上の場合は3日前の予約が必要です。
(参観日、予約日、休日を除いた3日なので、1週間前を目安に連絡したほうがいいと思います。)
ツアーに参加することで総統府の内部に入ることができます。
平日と休日でツアーの参加方法が異なります。
休日ツアー
休日ツアーは月に1回のペースで開催されています。
場合により月に2回開催され、翌月開催されない場合があります。
基本的に土曜の08:00〜16:00に開催されています。
(入場15:00まで)
*たまに日曜開催や午前中のみの場合があるのでサイトで確認してください。
開催スケジュールはこちら
平日ツアー
平日(月〜金)の9:00〜12:00の間の30分おきに開催されています。
*12時のツアーに参加する場合は11時半までに並んでいる必要があります。
必要書類
身分証明書が必要です。
外国人の場合はパスポートの提示が必要です。
留学生や長期滞在の方は居留カードでも大丈夫です。
費用
見学ツアーの参加費は不要です。
服装などの注意点
普通の格好で大丈夫です。
セキュリティチェックがあるので、タピオカドリンクなどのカップに入った飲み物は飲み切ってから入ったほうがいいと思います。
(入口かトイレにゴミ箱があるので、捨てておくと楽です。)
ツアーの流れ
今回は平日のツアーに参加したので、平日ツアーの流れを紹介します。
まず、西門駅から寶慶路を二二八平和公園の方向に歩き、寶慶路と博愛路が交差するところ(寶慶路口)で順番に並びます。
↑の右側で並びます。
石垣に座っても良いそうです。笑
しばらくすると、警備員が見学ですか?と聞いてきます。
列の状態を見て警備員が中に入れてくれるので、その時にパスポートを提示してください。
ID登録(パスポートor居留カード)
中に入ると身分証明書の提示と電話番号の登録があります。
(電話番号は日本の番号でOKでした。)
登録が完了するとシールを渡されるので、目立つところに貼ってください。
電話番号登録前でも後でも構わないのですが、ツアーが結構フリーダムなのでトイレはここで済ませておくことをオススメします。
次にセキュリティチェックがあります。
セキュリティチェック
ここでは警備員による手荷物検査、X線の通過があります。
ポーチなどは開けるように求められ、水などの液体物は一口飲むように言われます。
後ろの人のセキュリティチェックが終わるまで一時待機します。
この時にガイドさんから英語のツアーか中国語のツアーかを聞かれます。
(どこから来たの?と聞いてきます。)
日本語のツアーもあるとネットでは見ましたが、私が行った時は残念ながら英語と中国語の選択肢しかありませんでした。
中国語でも私が参加したツアーガイドさんの中国語は結構聞き取りやすかったので、勉強中の方でも大丈夫だと思います。
いざ、ツアーへ!
平日ツアーは職員が働いているため、1階の展示スペースのみです。
(もっと見たい人は休日ツアーの参加をオススメします。)
まず入るとロビーでガイドさんによる軽い説明があります。
前のツアー団体が次の部屋から出てこないので、ロビーで台湾の歴史の概要を話してくれました。
話している途中で後ろのツアー団体に抜かされエリア1は飛ばされました。笑
次にパネル展示の部屋へ。
総統府の歴史
ここでは総統府の建設とデザインについて説明してくれます。
当時、日本が日清戦争に勝利した後、台湾に台湾総督府を建設するにあたり、いくつかのデザインを募集しました。
最終的に選ばれたデザインは、日本人によって設計されたもので、建物を上から見ると『日』の形になっています。
日本が戦争で勝利した後に建てた建築物なので、日本の『日』をもじったデザインが選ばれた理由だと言われています。
また、当時の建造物で一番高い建物も、この総統府(総督府)だったそうです。
この部屋ではパネル展示の他に模型の展示も行っていました。
次は総統のデスク展示です。
以前の総統が使用していたデスク
この部屋には執務室で使用していたデスクが展示してあります。
現在(2019年)の総統である蔡英文総統は学校から贈呈されたデスクを使用しているそうで、昔のデスクはこの部屋で展示されています。
次の部屋では、各部署の説明などがあり、制服や小物などの展示がありました。
廊下にはイラストレーターの展示も
蔡英文総統は猫好きとして知られているそうです。
ガイドさんが盛りすぎじゃない?って笑ってました。笑
熊はよく見るのですが、台湾と虎の関係がいまだにわからないです…。
(高雄から…?)
30分の短いツアーでした
話している途中で12時になってしまい、歴代総統の展示などは巻きで説明してツアーは終了しました。
他にも台湾の食べ物の説明や、中庭を見ながら総統府内のトリビアなども説明してくれました。
お土産屋さん前で解散でツアーは終了です。
ツアーの感想
30分のツアーは、説明を聞いていたらあっという間に終わりました。
台湾の歴史の全てを知ることはできませんでしたが、ガイドさんがずっと説明してくれるので、総統府の概要がわかるくらいは濃い内容のツアーだったと思います。
国が違うからこその視点の違い…
今回私は中国語のツアーに参加し、中華圏視点の説明を聞きました。
台湾の歴史を知る流れでどうしても切り離せないのが、日本との戦争です。
ガイドさんはまさか日本人が混ざっているとは思っていないので、結構言いたい放題です。笑
(英語のツアーはわかりませんが…)
中国語の細かいニュアンスがわかる人だと、ガイドさんの言い方がグサグサくるかもしれません。
でも、それも含めて歴史の勉強なので敗戦国がどう感じているのかが良くわかるツアーだったかなと思います。
アクセス方法
西門駅の3番出口から寶慶路を二二八平和公園の方向へ徒歩5分。
住所:台北市中正區重慶南路一段122號
TEL:02 2311 3731
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